右脳そのものを鍛える記事を書きます。
先に言っておきますが、これメッチャきついです。
でも、何度もやるうちに速くなりますし、慣れたら確実に右脳の錆びついていた回路がスムーズになったと実感できます。
頭が柔らかくなるし、アイデアや発想もユニークになるし、何より大量に出せるようになります。
では、さっそく説明します。
この記事で説明する項目の一覧です。
1.関連語大量出力法の概要と手順 |
それでは個別に解説していきます。
1.関連語大量出力法の概要と手順
①用意するもの
紙と筆記用具、時間を計れるもの。この3点のみ。
②お題を決めます。
なるべく世の中に多くありそうなもの。例えば「赤いもの」
③時計を確認し、30分間で世の中の「赤いもの」を思いつく限り、書き出していきます。
④このトレーニングは楽勝と思った、そこのアナタ! まずはやってみてください。30個出した辺りで、うんうん唸ることになりますから ^^;
30分で50個出せなかったら、休憩して再チャレンジです。50個は出してください。
⑤お題の例
世の中の……丸いもの、四角いもの、青いもの、緑のもの、重いもの、軽いもの等
名前……料理の名前、食べ物の名前、スポーツの名前、芸能人の、車の、国の、都道府県や市の、英単語、スーパーで売っているもの等
画像記憶……通勤や通学で見る風景を1枚ずつ思い出す、旅先の景色、知人友人の顔、有名人の顔、道路標識、動物、お菓子、野菜の色と形……等。
※要はたくさんありそうなものなら何でもOK。自分で考えたお題でもやってみてください。
先ほども書きましたが、30個くらい書くと、ピタリとペンが止まります。頭の固い人は20個くらいで止まります。
しかし、諦めずにうんうん唸って考えていると、またスルスルと出てきます。
でもまたピタリと止まる。その繰り返しです。
30分間たったら、おそらく疲労困憊しているはずです。
今まで使っていなかった筋肉を使ったような感じで、頭から湯気が出るような感覚になっているはずです。
※慣れたら100個出しに挑戦してください。
2.やる上での注意点
注意1
例えば「赤いもの」がテーマのとき、「赤い」という形容詞をつけないと分からないものは不可です。
単独で「赤い」と一般的に認識されているものを列挙するのがルールです。
例えば郵便ポストや消防車、トマトは説明しなくても、皆が赤いと認識していますが、「洋服」や「電車」と答えたら、それがなぜ赤なのか他の人には分かりません。
ただしイタリアのフェ○ーリといえば赤というように広くイメージが浸透しているものならOK。
ドイツのポ○シェと聞いて「赤」を思い浮かべる人は少数派でしょうから不可とします。
注意2
頭痛がしたり、気分が悪くなったら、中断するか、中止してください。
注意3
寝る直前はしないほうが無難です。頭が冴えて寝つけなくなるかもしれません。
3.関連語大量出力法をやる意義と効果
これがなぜ右脳のトレーニングになるのか説明します。
先に理由をいうと右脳を使わざるを得ないからです。
人間の記憶はラベル(番地、棚番号)を貼り付けて左右の脳に収められますが、ラベルは「右脳」に格納されています。
思い出すという作業は、このラベルを検索する作業です。
めったに検索しないものは、どんどん優先順位が下がり、記憶の底に沈殿しています。
スマホが普及したせいで、思い出すより調べたほうが速いという場面が増えて、現代人は右脳を使う脳内検索が減っているはずです。
右脳に限らず、脳は使えば使うほど活性化します。
このトレーニングは右脳を使わざるをえないので、何度もやっているうちに回路が開いて、アイデアや発想の量と幅が広がったのを体感できるはずです。
会社で企画やアイデアを出せと言われたら、数だけはじゃんじゃん出せるようになります。
数多く出した後で、取捨選択すればいいんです。
いいアイデアのコツは、数を多く出すことです。
まとめ
お題というかテーマは適当に決めてOKです。
まずはお題の例に挙げたものを一つやってみてください。
楽勝だったという方は100個出しに挑戦してみてください。
やり方のコツが掴めたら、少しずつ速くなります。
そのうち脳内を検索するのが速くなるので、喉元まで出かかっているのに思い出せないというのが減ります。
コレをやった人は、アイデア出しのとき、もの凄いアドバンテージがあります。
やったことのない人は脳内が筋肉痛になる感じがするので、すぐ投げ出すんですよね。
アイデアというのは無から生み出すものではなく、すでに有るものの組み合わせや変更から生まれるので、脳内検索が得意な人はヒラメキやすいんです。
補足1
では最後に無茶振りですが、新しい「ひらがな」を50個考えてください。 ^^;
そんなのムリと思ったそこのアナタ! 頭が固いです。
右脳が錆びついているかもですよ。
一本線だけのひらがなでもいいし、アルファベットの小文字を左右反転させたり、いじってもいいんです。
ルールは勝手に決めていいんですから。
補足2
もっと絵に関係ある右脳トレーニングがいいという方は以下の記事を読んでみてください。
(以上です)