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絵の趣味を始めるとき、アクリル絵の具ってどうなの?

2022年2月17日

趣味、アクリル絵の具

趣味を探していて、絵もいいかも、アクリル絵の具って何?という人に向けて書いてみました。
アクリル絵の具はまったくの初心者という場合の参考になるはずです。

 

この記事で説明する項目の一覧です。

1.アクリル絵の具とは
2.アクリル絵の具の特徴
3.趣味で絵を描くメリット
4.趣味でアクリル絵の具を使うことのメリット

 

それでは個別に解説していきます。

1.アクリル絵の具とは

アクリル絵の具は顔料とアクリル樹脂を原料とする絵の具です。
顔料は色の粉、アクリル樹脂は接着剤みたいなものです。
色の粉だけだと、乾いて紙やキャンバスから剥がれ落ちちゃうので、そうならないように接着するためです。

アクリル樹脂は正確にはアクリルエマルジョンというものですが、乾くと透明になるので顔料の発色を妨げず、鮮やかな色彩で絵を描くことができます。

 

2.アクリル絵の具の特徴

アムステルダム、アクリル絵の具

ババッと列記しますね。

・上記にも書いたとおり、発色がいい、色が鮮やか

・水彩絵の具みたいな淡い描き方も、油絵の具みたいな盛り上げた力強い描き方もできる

・乾けば耐水性になるので重ね塗りが何度でもできます。

・重ね塗りができるので失敗しても、なかったことにできます。
その点、気楽です。

・すぐに乾くので待ち時間が少ない。
他に重ね塗りできるのは油絵の具がありますが、こちらは乾くまで最低でも1週間は待たなくてはなりません。
アクリル絵の具は10分間程度で乾くので、作業効率がいいし、楽です。

 

3.趣味で絵を描くメリット

こちらも列記してみます。

・アウトプットできる。
脳内にあるイメージを外に出してあげるという感覚が味わえます。

・アウトプットすることで、ストレスも一緒に流れ出ます。
脳内がスッキリします。

・集中することで日常の嫌なこと、煩わしいことを忘れられます

・作品が手元に残ります。
実績が残ることで自己肯定感も高まります。

・続けていれば少しずつ上達するので、成長を実感すれば、さらに自己肯定感が高まります。

・作品を部屋に飾ることで、彩りが増えます。
殺風景な日常に灯りが灯るような感じも味わえます。

・ 観察力が磨かれます。

・ 空間把握力、立体感の表現力が鍛えられます。

・美を愛でる(めでる)感覚がよみがえります。
美しいものを愛する心が育まれます。

・散歩にしているときに何気ない風景や構図などに美や意外性や面白さを発見できるようになります。

 

4.趣味でアクリル絵の具を使うことのメリット

アクリル絵の具,安全性,毒性

絵の趣味は道具によって、いろんな種類があります。
道具はデッサンやクロッキー用の鉛筆やボールペンから始まり、色鉛筆、パステル、水彩色鉛筆、水彩絵の具、油絵の具、さらにはデジタル絵(デジ絵)用の板タブやダブレットまであります。

それぞれ良さがありますが、ココではアクリル絵の具のメリットを書き出してみます。

・部屋に飾れる。

・ 退色しにくい。耐光性がある。

・ 耐水性がある。屋外のものにも塗れます。

・発色が鮮やか。もちろん鮮やかさを抑えるのも簡単

・塗るという行為が楽しい。
う~ん、言葉で説明するは難しいのですが、色鉛筆やパステルでは味わえない感覚です。
筆で塗るという行為は人間の根源的な何かを満たしてくれる気がします。

・深い色合いを表現できる。
下地が透ける色を重ね塗りできるので、カラーフィルムを重ねたような光学的な混色ができる。
これができるのは他には油絵の具だけですが、乾くまで1週間以上かかるので、それまでは上塗りできません。
アクリル絵の具はドライヤーで乾かせば、どんどん上塗りできます。

・たっぷり絵の具を筆につけて、垂らすような描き方、叩きつけるような描き方もできます。

・マーブリングという技法もあります。これは特殊な液に浮かせた色とりどりのアクリル絵の具を紙などに写し取るものです。大理石模様に似ているのでマーブリングと呼ばれています。

・例えばスニーカーにも塗れるので、芸術を爆発させた世界に一つだけのド派手なオリジナルデザインもできます。

・デジ絵(デジタルの絵)と比較した場合、電源スイッチを入れなくても、いつでも見られる。
仮にプリンターで出力しても、インクはいずれ色あせていきます。

・「芸術は爆発だ」は有名な画家の岡本太郎さんの言葉ですが、これを簡単に実行できます。
他の絵の具ではチマチマと描く必要があっても、アクリル絵の具は勢いに任せてガンガン描けます。
抽象画とか殴り描きみたいなのもできます。
油絵の具でもできますが、乾くまで1週間以上かかり、重ね塗りするためにはその間の爆発エネルギーを維持するのが難しいかもしれません。
水彩絵の具でもできますが、色の濃さ、鮮やかさ、インパクト、力強さが欲しいときは少し物足りないかもです。

 

 

補足1
アクリル絵の具は1940年代後半に誕生した比較的歴史の浅い絵の具です。
伝統に縛られることが少なく、自由な画材でもあります。
マーブリングみたいな新しい使い方もこれからどんどん開発されていくはずです。
木工用ボンドにアクリル絵の具を混ぜてTシャツや布に塗るという方法もあります。
ご自分でもアイデアを出してみると、どんどん世界が広がりますよ♪

 

補足2
アクリル絵の具に興味をもって頂けたら、100均でほとんどの道具は揃えられるので、何を買えばいいかコチラの記事で整理してみました。
よかったら読んでみてください。
↓    ↓
100均で変える絵の具、画材

 

               (以上です)

 

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