趣味、その他

趣味で絵を描く道具 必要な画材など

2022年3月18日

油絵の具、セット

絵の趣味でも始めたいと思ったら、道具を揃えないといけませんが、その前に予算が気になるかもしれません。
油絵の具セット以外は100均でたいてい揃うので、まずどんな道具が必要なのか解説してみます。

 

この記事で説明する項目の一覧です。

1.主だった絵の趣味の一覧
2.主だった絵の趣味の道具
3.道具を揃えたら何をすればいいか
4.目的だけでなく、プロセスを楽しもう

 

それでは個別に解説していきます。

1.主だった絵の趣味の一覧

まずデジタルとアナログがあります。
デジタルというのはパソコンやタブレットなどに専用ペンで手書き入力して着色するものです。
デジタルは別記事で解説しているので、よかったら参照してください。

デジ絵、クリスタ、アイビス
※「絵を描く趣味はどんな種類がある? デジタル編

 

この記事ではアナログ編、昔ながらの道具を使った絵の趣味について説明します。

まず主な画材、趣味の種類の一覧です。

鉛筆、色鉛筆、クレヨン、水彩色鉛筆、パステル、コピック、塗り絵、切り絵、マーブリング、水彩絵の具、アクリル絵の具、アクリルガッシュ、油絵の具……など

鉛筆はデッサン用だけでなく、旅先や仕事先でササッとスケッチするのにも使えます。
ボールペンでもいいですね。

色鉛筆やクレヨンは子供むきの画材と決めつけてはいけません。
色鉛筆は写真みたいな精細な描き方もできますし、クレヨンは油絵みたいな力強い描き方もできます。

コピックというのはカラーペンです。
主にイラストやデザイン系で人気があります。
全358色あるので混色する必要がほぼありません。

塗り絵は絵柄が販売されています。
ネットから無料でダウンロードできるものもあります。
大人むけの塗り絵は静物画、風景画、マンダラなど細かい絵柄があるので子供向けとあなどってはいけません。
大抵は色鉛筆で塗りますが、中には油絵の具で塗る本格的なものもあります。

切り絵も絵柄が販売されています。
ネットで無料ダウンロードしてもいいでしょう。
必要なのはデザイン用カッターとカッターマット、画用紙、スティック糊があれば始められます。

マーブリングはアクリル絵の具より比重の重い専用液に、溶かしたアクリル絵の具を何色か流し込んで浮かせて、紙や物に大理石(マーブル)模様を付ける技法です。
予測不可能な模様や色になるので、偶然を楽しみましょう。

マーブリング

 

2.主だった絵の具の道具

①水溶性の絵の具
(水彩絵の具、アクリル絵の具、アクリルガッシュなど)
絵の具、支持体(紙やキャンバスなど)、パレット、筆、筆洗い器。
必要に応じてイーゼル(画架)

イーゼル、携帯イス

 

②油絵の具
絵の具、支持体(キャンバスや板など)、パレット、筆、ペインティングオイル(溶き油・薄め用)、ブラシクリーナー(筆洗い油)。
必要に応じて、ペインティングナイフ、油壺、イーゼル

ペインティングナイフ

※油絵の具は通販で初心者用セットが売られています。
道具一式が6,000円前後からありました。
個別にバラで買うより安いし、買い漏れを防げるし、揃える手間が省けるので検討の価値はあります。
でも独学で油絵を始めるのは挫折の確率も高いので、ある程度の気合と覚悟は必要です。

 

予算的に厳しいなら、アクリル絵の具で似たようなことはできます。
水でほとんど薄めずに画用紙などにゴリゴリ乗せていく描き方です。
盛り上げ用のメディウム(添加剤)も売っているので、手軽に楽しめます。

 

3.道具を揃えたら何をすればいいか

塗り絵や切り絵は絵柄があるので、それに従ってやるだけです。
マーブリングも専用液を買えばマニュアルが付属しているはずです。
それ以外は自由度が高くて何をすればいいか戸惑ってしまうかもしれませんね。

そういうときは上達するための練習」と、「いきなり本番」とを並行してやってみてはいかがでしょうか
練習のための練習はつまらないし、忍耐力が切れたら投げ出してしまうかもしれません。

鉛筆デッサンは好きな人にはいいですが、つまらない人には辛い修行のように感じてしまいます。
そういうときは好きな芸能人やキャラクターを模写してはいかがでしょうか。
転写すれば形のズレはなくなりますので、後は慎重に塗っていくだけで白黒写真のような絵が出来上がります。
やり方は以下の記事で解説しているので関心のある人は読んでみてください。

※「写真みたいな絵(人物画)をプレゼントする方法

 

筆を使った絵の具の場合、上達のための練習と、好き勝手に塗る遊びとを分けてはいかがでしょうか。
境目はあいまいかもしれませんが、全部が全部を練習と肩肘張っていては疲れるものです。
人に見せない、人と比較しないと決めて、気楽に描いてみましょう。

好き勝手に塗るというのは抽象画でもいいですし、風景や人物を写真などを参考に下書きをした後で独特の色で塗りたくるという方法もいいですよね。
前者が形も色も奔放に描くのに対して、後者は色だけ奔放に描くというイメージです。

 

4.目的だけでなく、プロセスを楽しもう

静物画や人物画、デッサンを絵の具でやると、正確か否か、形や色が似ているか否かで、まるでテストのようで気が休まらないものです。
声を大にして言いたいのですが、正しいか正しくないかで判断する絵は美大を受験する人のデッサンだけで良くないですか?
それ以外の人は楽しんで描きましょうよ。

正しい正しくないで判断するのとは別の次元で楽しむなら、風景画と抽象画がオススメです。
人物画は1ミリでもズレたら、似てない感じになってしまいますが、風景画はそこまで神経質にならなくてもOKです。

抽象画風の風景画もいいですね。
上手いも下手も関係ないです。
自分の心象風景だと断言してしまえばコッチのものです。
それでもケチをつける人がいたら、もう二度とその人に見せないほうがいいかもですね。
たぶん分かってない人だと思います ^^;

趣味で絵を描くのであれば肩の力を抜いて、気楽に色を塗ることを楽しんでください。
ペタペタと好きな色を乗せていくうちに、いつの間にか絵の世界に入り込み、日常の雑多なことを忘れているはずです。

出来上がった絵を気に入ればいいですが、そうでなかったとしても自分を責めたりせず、非日常の空間に入れたことを評価しましょう。
出来上がった絵だけでなく、描いている時間と空間も作品の一つです。
ストレス発散やリラックスが目的なら、なおさら描いている時間そのものを楽しんでください。

ドライブは目的地に到着するだけでなく、途中の景色や食べ物を楽しむことでより複合的な思い出になるのと同じです。
途中のプロセスも大事にして、ぜひ楽しんでください。

 

               (以上です)

 

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