絵を描く趣味の人に何かをプレゼントしようと考えている方に向けて、アドバイス的なものと注意点などを解説してみます。
この記事で説明する項目の一覧です。
1.絵を描く趣味の人へのプレゼント候補 2.共通する注意点 |
それでは個別に解説していきます。
1.絵を描く趣味の人へのプレゼントしたい
1)まだ始めていない初心者むけ
受け取る人が始めたいのが確実なら、初心者むきのセットがあるので、それを買うといいでしょう。
始めるかどうかビミョウな人に贈るのは強制の意味が含まれてしまうかもしれませんね ^^;
ちなみに絵の具関係であれば以下があれば、とりあえずは始められます。
①水溶性の絵の具
水彩絵の具、アクリル絵の具、アクリルガッシュ……などの水溶性の絵の具
絵の具12色セット、筆、パレット、筆洗い器、画用紙(スケッチブックタイプの水彩画用紙かケント紙がオススメ)
木製パネル
水溶性の絵の具の場合、紙に描くと紙が伸びてブヨブヨになるので、本当は木製パネルに水張りして欲しいのですが、プレゼントを受け取る人の本気度で判断していいでしょうね。
水張りは最初は面倒な作業なので、貰った人が主体的に動かないといつまでたっても張らないでしょう。
②油絵の具
バッグまで付いた初心者用セットが売っています。
油絵の具12色セット、ペインティングオイル(溶き油)、ブラシクリーナー(筆洗い油)、油つぼ、筆3本組、木製パレット、ペインティングナイフ……などです。
これにキャンバスがあれば描けます。
イーゼル(画架:三脚みたいなもの)はお好みで。
ただし油絵は道具があっても最初は絵画教室に行かないとほぼ挫折すると思います。
段階を追って教えてもらわないと、分からないことだらけで心が折れます。
2)既に始めている人むけ
これはもう本人に欲しいものを聞くのが一番です。
絵の道具は種類がいっぱいあるので、当てずっぽうに買うと間違いなく、ホコリをかぶります。
要らないものをもらっても嬉しくともなんともありません。
聞いたほうがいいと思います。
2.共通する注意点
①サプライズか/欲しい物を聞くか
サプライズはギャンブルです。
めちゃくちゃ喜んでもらえる可能性はありますが、外れたら受け取るほうも贈ったほうもガッカリ以上のものがあります。
②自分の好みを押し付けていないか
絵の趣味でも始めてもらいたいという意味を込めてプレゼントするのは、なかなか受け入れてもらえないかもしれません。
絵を描くのは能動的で、かつ面倒臭い作業でもあります。
集中力と根気を要しますし、絵の具を使うものは準備も後片付けも必要です。
すでに絵の趣味を持っている人は自分の世界を確立している可能性があるので、贈る側の好みは拒絶してしまうかもしれません。
③レベルに合わせたプレゼントを
初心者の人に上級者が使うような高級水彩紙を贈っても、有り難みが分からず感動は少ない可能性があります。
逆に上級者の人に初心者が使うような画材を贈るとバカにされてるような気がするかもしれません。
画材はマニアックな分野ですので、メルカリなどのフリーマーケットアプリでも換金しづらいし、知識のない人には価値を認めてもらいにくいものです。
④好みの画家の画集や教本も
絵の趣味がある人は向上心があるはずです。
好みの画家が分かっている場合は画集を贈るという方法もあります。
初心者の場合は教本も喜ばれるかもしれません。
デッサンを始め、人物画、風景画は絵の具ごとの教本が発売されています。
これらの本はまあまあいい値段するので、自分では買えないけど貰えるなら嬉しいという可能性があります。
好きな画家の美術展の前売券という選択肢もありますよね。
(以上です)