趣味がないと嘆いたら、友人や知人は「散歩でもしたら?」と真っ先に勧めるかもですね。
お金がかからないし、健康にいいし、特殊な技能も道具も必要ありません。
始めてすぐに投げ出しても、本人にも勧めた人にもノーリスクです。
では簡単に始められるはずなのに、なぜやっていないかという辺りから探って、始めたくなるメリットや目的なども解説してみましょう。
この記事で説明する項目の一覧です。
1.ウォーキングを始められない理由 |
それでは個別に解説していきます。
1.ウォーキングを始められない理由
日本には昔から「散歩」という言葉があったのに、ウォーキングと何が違うのかと考えたことはありますか?
定義は人それぞれで構いませんが、一般的には以下のようです。
・散歩……ゆっくり歩くこと。
目的は気分転換、リラックス、健康促進、季節を肌で感じたり五感を磨いたり、新たな発見をしたりなど。
・ウォーキング……大股でやや速めに歩くこと。
目的はエクササイズ、健康促進、筋肉維持と増進など。
目的の違いが大きいようですね。
散歩は多様な目的がありますが、ウォーキングはエクササイズを目的としています。
散歩もウォーキングも実際にやってみれば、意外と楽しいことにすぐ気づくはずです。
でも腰の重い人に「やったら分かる」と言うのは無理強いですよね。
やるメリット、面白そうと思ってもらうのが先決です。
もし趣味がないと嘆いていて、散歩もウォーキングもやっていないとしたら、それは面倒臭いを上回るメリットを知らないのが最大の理由ではないでしょうか。
2.ウォーキングのメリット
まず列挙します。
・頭がよくなる
・ 太陽の光を浴びられる
・ 頭が起きる、頭が回転する
・ 発想が柔軟になる、アイデアが浮かぶ
・ 足腰が強くなる
・ 性格が明るくなる、行動的になる
・ 仕事の疲れがとれる
・ 気分転換になる、リラックス効果
・ 健康増進。中性脂肪の低減、生活習慣病の予防
ウォーキングをすると目が覚めるし、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという脳内物質が分泌されます。
これはドーパミンやノルアドレナリンをコントロールして精神を安定させて、リラックス、精神の安定や平常心、頭の回転促進をもたらす神経物質です。
また毎日同じコースを歩くのではなく、毎回少しずつ変えることで、右脳が活性化して発想が柔軟似なります。
さらにウォーキングで頭がよくなるのは研究でも確かめられています。
ウォーキングの有酸素運動効果で海馬、前頭葉、側頭葉に有意な変化が認められ、記憶力と思考力、学習力が高められることが分かっています。
「ウォーキングで頭がよくなる」は本当だったのです。
やり過ぎない限りデメリットがないのにやらないとしたら、もうすでに頭が固くなり始めてるかもですよ。
3.ながらウォーキングとは
ここまで読んですぐに始める人は、もう趣味を幾つか持っているのではないでしょうか。
行動力あると思います。
でもほとんどの方はまだ始める気になってないですよね。 ^^;
そういうアナタにはもう一つやるメリットや意味をプラスしましょう。
それが、ながらウォーキングです。
ながらウォーキングの例を挙げます。
・ ウォーキングのついでに街の美点を探す
・ ウォーキングのついでに街の変化を探す
・ ウォーキングのついでに俳句を考える
・ ウォーキングのついでに創作童話のあらすじを考える
・ ウォーキングのついでにくだらなくていいから何かのアイデアを出す
・ ウォーキングのついでに最近のツイてたこと、楽しかったことを思い出す
・ ウォーキングのついでに写真を撮る
・ 写真を撮るついでに絵の構図、アングルを考える
・ ウォーキングのついでに帰ってから、こんな絵を描こうと構想を練る(考えるだけでも構いません。右脳の刺激になります)
※くれぐれも、歩きスマホは止めてください。スマホの操作は止まってからです。
ながらウォーキングは頭の体操でもあります。
街の美点を探すとか、俳句や童話を考えるとかは能動的に脳ミソを動かさないとできない行為です。
右脳が活性化しますので、柔軟性と発想力が鍛えられます。
ながらウォーキングは健康にも頭にもいいし、一石二鳥も三鳥も効果があります。
4.ながらウォーキングの発展形
さらにメリットやお楽しみを足したのが発展形です。
列記してみます。
・車や電車で行った先で、ながらウォーキング
・ 当てずっぽうに知らない街を歩く、ながらウォーキング
(わざと迷子になる。ギリギリまでスマホに頼らず、自分の勘で道を見つける)
・ 知らない街で名店(銘店)を見つける、ながらウォーキング
・ 美術館巡りなどテーマを決めて、行った先で、ながらウォーキング
・ 食べ歩きのついでに、ながらウォーキング
(ながらウォーキングを先にしたほうが、ご褒美として美味しく頂けるかも)
ながらウォーキングで思いついたこと、気づいたことはメモを取るようにするといいですよ。
歩きスマホは危ないし、脳が日常のルーチンに引き戻されるので、アナログのペンとメモ帳にしましょう。
そしてそれを日記代わりにするのです。
後で読み返すとポジティブなことしか書いてないし、街の美点やちょっとした発見、気づき、アイデアなどの宝庫になっているはずです。
自分の感性の成長記録にもなっているので、自分で自分に感心するかもですよ。
自分の感性を発見するのも楽しいですよ。
補足
ながらウォーキングで見た風景を絵にしてみたいと思うことがあったり、構図を考えるようになってスケッチや絵を描くことに興味を持ったり、アクリル絵の具って何?と思ったら、コチラの記事も読んでみてください。
↓ ↓
アクリル絵の具で始める絵の趣味
(以上です)